
キャンサーネットジャパンのティール&ホワイトリボンプロジェクト(以下TWRプロジェクト)では、株式会社ポーラ、美容ジャーナリスト山崎多賀子さん、NPO法人オレンジティはじめ、多くの皆さまのご協力を得て、昨年に続きプラチナメーク&フォトプログラム第2弾を企画しました。
今年はAKIBA Cancer Forum2014内のコンテンツとして、子宮頸がんほか、がんと向き合う女性だけではなく、男性の患者さんにも参加を呼びかけ、さらに広げた支援プログラムとしました。プロによるメークとウィッグ等のヘア・アレンジをした、「とびっきりの一枚」を手にするまでのプロセスの中に、病気により忘れていた笑顔や優しさ、勇気を取り戻す時間が多く存在します。
これからも治療が必要な患者さんも、自信を持って日々明るく過ごしていただきたいとの願いを込めました。
がんの治療を受けていらっしゃる方へのメークは初めての経験でしたので、私の技術で皆さんの期待に応えられるだろうかと心配していましたがいざ皆さんにお会いして、メークをさせていただくと、特別なことではなく、”おひとりおひとりの美しさを発見し、 肌色や骨格に合わせて色や質感を重ねていく”ということでした。
みなさんがこの機会を楽しんでくださっているのが全身のキラキラ感から伝わってきて、とても楽しいメークタイムとなりました。撮影中は、様々な経験を重ねてこられたみなさんだからこその“内側から輝く力強い笑顔”が本当に素敵だなと改めて実感致しました。
短い時間でしたが今回の経験を通じて「その方が持っていらっしゃる1番素敵な笑顔をメークの力で引き出すこと」そのためのメーク技術や、皆さんの思いに心寄せられる感性を磨いていきたいと改めて感じました。
弊社ではAAA(アンチエイジングアライアンス)という社会貢献活動を通じて「年齢や状況にかかわらずチャレンジを続けることで自信を重ねいく」という前向きで豊かな女性の生き方を応援しています。
昨年に引き続き素敵なみなさまたちと出会い、共鳴しあう場をいただきましたことに感謝申し上げます。ありがとうございました。
参加してくださった方の多くは、最初、静かな表情で鏡の前に座られる。
楽しいこと、おしゃれすることからしばらく遠ざかっていた方もいらしたでしょう。
鏡の中の自分が変わっていく過程で、表情がどんどん明るくなっていく。
そしてカメラの前に立つころ、皆さん、女優顔負けの、それはそれは自信に満ち、輝く笑顔。その美しさに圧倒されました。「がんの私」という殻を破り「本来の私」が。それも「とびきり輝いた私」が復活した瞬間と思えました。
女性だけではありません。男性は髪を整えるくらい?と思っていた七名の参加者全員、初メークにトライ。スキンケア、くすみカバー、眉、アイライン、ほほ紅。まつ毛カールやつけまつ毛にチャレンジした方もいらした。もちろん超ナチュラルメークですが、男優さん?と思うくらい、それぞれにキャラがたった魅力的笑顔と存在感。
乳がんになったことで始めた私のつたないメーク技術を、みなさんの笑顔が助けてくれました。
笑顔はエネルギーです。そのエネルギーが私のなかにもどんどん注がれてゆきました。
皆さん本当にありがとう!
この度はプラチナメーク&フォトプログラムに参加させて頂きまして、ありがとうございました。
できあがった写真を今改めて見てみると、参加して頂いた皆さまの素敵な表情の「瞬間」がそこにはあり、と同時に、現場で撮影をさせて頂いていたその「時間」を思い出し、その両方がとても貴重な出来事に感じました。
男性の皆さまはカメラの前に立っても、とても積極的に動いて頂いたこと、また女性の皆さまはカメラの前に立つ前に、すでに生き生きとされていたことが、とても印象に残っています。
このプログラムを通し、少しでも皆さまのお役に立つことができれば幸いです。本当にありがとうございました。
初めての経験をさせていただきました。
私どもウィッグのメーカーでは、まずご本人様がどのようなウィグを希望されるのかをお聞きするところから接客が始まります。ところがプラチナメーク&フォトプログラムでは、事前打ち合わせで現状のお写真をいただいて、ざっくりしたご希望だけであらかじめスタイルまで作り、すぐつけられるようにご用意する。と言うかなり高いハードルをいただいたのです。
当日スタイリストと二人、人数分プラスαのウィッグ達を連れて、参加の皆様に喜んでいただけるかしらと言う不安と共に会場に入りました。
男性モデルさんからのスタートです。お二人は事前にサロンでフィッティング済みでしたので、スムーズにかつプロのモデルさんのように堂々としてウィッグをつけてくださいました。
佐藤さん、久田さん、カッコ良かったです。予定外のモデルさんも登場し、メンズウィッグは大盛況でした。
さて、女性モデルさん達です。ショートカットがお似合いの鈴木さん、佐藤さん、坂野さん、皆さんウィッグに慣れているせいか、とても自然に振舞ってくださるので、本当にお似合いでした。日暮さんのみウィッグをお使いにならない方なので心配だったのですが、ウィッグをつけた瞬間お顔がぱっと明るくなり、声のトーンまで変わられたのです。かつらや冥利ってこういうことなんだ!と思わせてくれた出来事でした。
本当に楽しい時間を過ごさせていただき、ありがとうございました。
来年もぜひ参加させて下さい!
皆様からとても楽しい素敵な時間を頂きました。ありがとうございます。
撮影前で緊張されつつも和気あいあいととても楽しんでおられて、普段なかなか聞けないメイクのコツを聞いてみたり、美容室や帽子屋さんに行くような感覚でウイッグを選んだり、相談したり‥
ワクワクすると瞳がキラキラしてきて、ますます奇麗になっちゃうから不思議!
そう、男性も!
肌や眉、髪を整えてカメラ前に立った時の皆さんの変わりようといったら!!
内側から輝きはじめる‥その姿に感動します。ぜひ多くの方に体験して頂きたいです。
また私もそのお役に立てたら嬉しく思います。
「抗がん剤でこんなに顔が黒ずんじゃって。キレイな時に写真撮っとけばよかった・・・」とポツリとおしゃべりルームで話した患者さんの一言からこのプログラムは始まりました。メ-クをポーラの美容部員さんにお願いし、写真を自分たちで撮りました。なにぶん素人がやったことなので満足のいく仕上がりではありませんでしたが、彼女はとても喜んでくれました。それが、CNJと一緒に企画を練り、プロの方たちの力を借りて今のプラチナメーク&フォトプログラムへと発展し、今回2回目を迎えました。
今年は男性のプログラムもスタート。メークをしながら闘病生活を語ったり、写真を撮りながら家族と笑いあったり、写真を撮る過程がすべて参加した皆さんの生きる希望になってくれていると感じました。
参加者の皆さんが苦悩や悲しみと向き合って、微笑んでいる姿をぜひ、感じていただけたらと思います。
ティール&ホワイトリボンプロジェクト アドバイザー・NPO法人オレンジティ 理事長:河村 裕美