今日のキレイを明日の希望に「プラチナメーク&フォトプログラム」ご報告|ティール&ホワイトリボン

プログラムの目的

キャンサーネットジャパン内 ティール&ホワイトリボンプロジェクト(以下TWRプロジェクト)では、第3弾としてプラチナメーク&フォトプログラムを企画いたしました。 がんと診断された女性は、手術や薬物療法により、あらゆる苦難に見舞われます。辛く悲しい現実に向き合いながら折れそうになるであろう心を、TWRプロジェクトは、『あなたらしい素敵な1枚』を撮影することで応援し続けていこうと今年も開催を決めました。 メークアップすることは容姿を変えるだけではなく、傷ついた心を癒します。そして、取り戻した輝く笑顔の写真を、皆さんのパワーにかえていただけると信じています。

開催日時 : 2015年8月8日(土) 10:00~12:50
開催場所 : 秋葉原UDX4階Room C
■ポートレート用メーク
 山崎 多賀子さん(美容ジャーナリスト・乳がん体験者)
 河西 修子さん(POLA美容インストラクター/NPO法人プラチナ美容塾)
■ヘア・ウィッグ アレンジ
 HIJIRIさん(ヘアメークアップアーティスト)
 山﨑 明子さん(株式会社東京義髪整形)
■フォトグラファー  村山 良さん

参加した皆さま

N.S.さん M.I.さん M.A.さん C.I.さん Yさん N.I.さん

当日の様子

スタッフ紹介

講義・メーク担当 山崎多賀子さん

メーク担当 山崎 多賀子さん

プラチナ&フォトプログラムには、初回から参加させていただき、今回で三回目。

とはいえ慣れることはなく、「私に任せておきなさい!」というドヤ顔でモデルさんを鏡の前に迎えながらも、じつのところ「きれいにしてあげられるかしら」「満足してくれるかしら」と不安満載(笑)。技術の足りなさは心を込めることでカバーするしかない、と自分に言い聞かせてメークを開始します。でもメークしながらモデルさんと話をしていると、不思議なことに、その方ならではの備わっている個性美を引き出すポイントが見えてくるのです。モデルさんの笑顔や表情が教えてくれるので、あとは導かれるままに手を動かすだけ。ああ、これは共同作業なんだな、といつも思います。そして今回もモデルさんたちのおかげでものすごい充実感、幸福感をチャージさせていただきました。

モデルの皆さん、スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。

河西修子(POLA美容インストラクター・NPO法人プラチナ美容塾)

河西修子(POLA美容インストラクターOB・NPO法人プラチナ美容塾)

思いがけなく、ポーラから依頼があり、今回初めてOBとしてプラチナメーク&フォトに参加させていただきました。日頃、プラチナ世代(高齢者)の方々のメークボランティアや、美容塾を開催している私達「プラチナ美容塾」としては、初めての試みで、若いガンの患者様にどのように接したらいいかとか、いろいろ考えてしまいました。当日、メークルームにお見えになった皆様は、とても元気で、明るい方たちばかりで、自分の病気から逃げずに、それを乗り越えようと頑張っている方たちばかりでした。

目の前にいるモデルの個性を生かして彼女たちを いかに輝かせることができるか? お肌を整え、眉を描き、アイメークと進んでいくうちにどんどん目が輝き、リップ&チークで鏡の前のお顔は満面の笑み、本当に楽しそうに、ご自分のお顔を見入っていらっしゃいました。これだ!これがメークアップの威力だ! そう強く感じた一瞬でした。

メークで高齢者たちを元気にするという私達のミッションは、この瞬間さらに拡大しました。今後は 高齢者たちに加えて がんの患者様たちをも日常的にサポートできるプラチナ美容塾として 地域社会に貢献したいと願っています。

ヘアセット担当 HIJIRIさん

ヘアセット担当 HIJIRIさん

お気に入りの服を着て、髪を整え、メークアップしてみませんか?
流行のヘアメークではなく、自分が喜ぶヘアメークを。
ご自分を取り戻すために
ご家族のために
頑張ったご褒美に
参加される方々はそれぞれの想いを胸に『今』を撮しています。
ヘアメークを施すうちに内側から輝きはじめ‥カメラ前にたつとさらなる変化が!とびきりの笑顔をみせていただけると私達も嬉しいです。『プラチナメーク&フォト』が特別な日に限らず、いつもの日常の中に取り入れられたら素敵だなと思っています。まずはできることから始めてみませんか?例えば、いつもより華やかなリップをつけてみたり、チークをほんのりのせてみたり、ヘアアレンジが難しい時は帽子でお洒落を楽しむことも出来ますし、ウィッグで新しいヘアスタイルにチャレンジしてみるのも良いかもしれません。お友達やご家族と楽しい時間を過ごしている姿をパチリ!気負わないいつもの笑顔もいいですよね。このプログラムをきかっけに素敵な連鎖が産まれることを願っています。

ウィッグ 山崎 明子さん

ウィッグ担当 山崎 明子さん

昨年に続きプラチナメーク&フォトプログラムに参加させていただきました。
今年は2名の方に、スタイリストと共にウィッグをつけさせていただきました。メークを終えウィッグを着けていくうちに、お顔がどんどん明るく綺麗になって行く魔法。メークのプロの方は、一瞬でその方の個性を見つけて魅力を引き出す技をお持ちです。もちろんウィッグも負けてはいられません。
今回のモデルのお二人、もともとお綺麗だったこともあり、本当に女優さんのようになられました。優しい感じの仕上がりと、きりっとした大人の女性と言う全く違う印象で、その変わりように思わず拍手、素晴らしい仕上がりに感動です。カメラマンさんは、ソフトな言葉の魔法でさらにモデルさんから美しさを引き出し、ベストショットを的確に決めて行きます。
見た目が変わる事で内面からの美しさが引き出される。本当に素敵ですね。来年も参加できることを楽しみにしています。

カメラマン 村山 良さん

カメラマン 村山 良さん

素敵なヘアメークをされてドキドキしていたのに関わらず、「いざ撮影!」となった途端、ストロボやカメラなど大きな撮影セットに囲まれ、さらに緊張された方もいらっしゃったかもしれません。ですが撮影をしながら、お話をしながら、徐々に固さがほぐれていき笑顔になっていく様子がとても印象的でした。
カメラの前に立つと、誰しも緊張します。日々撮影をしている自分でさえ、いざ撮影される側にまわるとガチガチになってしまいます。(「笑顔で!」なんて言われると、なおさら身体が固くなっていきます・・・)ですが、そんな状態の中でも緩やかな表情の自分が出せるか否かは、「今、その時の自分」が好きでいられるかどうかが強く関係していると思います。そして今回のように素敵なヘアメイクをされることで、それが可能になり、笑顔に繋がっていったように感じました。
今回撮影させて頂いた写真がお手元にあることで、皆様にとって少しでもお役に立つことができていれば、心より嬉しく思います。この度は誠にありがとうございました。

プログラムを終えて

皆様より大好評をいただいているプラチナメーク&フォトプログラムは無事に3回目を終えることができました。
今年は参加を希望された中から、選考された6名のがん治療体験者の方々へ、プロによるメークと、ウイッグ等のご要望にも応じたヘアアレンジをし、プロのフォトグラファーによる「とびっきりの一枚」をプレゼントいたしました。皆さんの「とびっきりの一枚」のお写真と、ご感想を是非お読みいただけましたら幸いです。
引き続き来年も企画致していく予定です。どうぞ今後もご支援とご協力を賜れますよう、よろしくお願いいたします。

ティール&ホワイトリボン プロジェクトマネージャー 古賀 真美

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